この方法はブルーベリーの最適な生育環境が確保でき、作業効率が非常に良いことが最大の理由である。

 整地した園地に潅水用のパイプを埋め込み、除草作業軽減のために防草シートを張りその上にポットを等間隔に配置する。

メリットはブルーベリーの樹を移動できること。

基本的に農薬を使用しないこともあるが、どうしても年間数本は調子を崩してしまう樹がある。

調子を崩してしまっても予備のポットを準備しておけばすぐに取り替えることができ、翌年の収穫量減を極力抑えることができる。

また、どれかの樹が病気にかかっても一鉢ずつ移動できるので病気の蔓延を防ぐことができる。地植えの場合、一気に病気が広まってしまう恐れがあるが、ポット栽培なら被害を最小限で食い止めることができる。

ポット栽培のメリット

1.排水不良や土壌病害など、圃場の条件に影響されずに栽培できる。

2.コントローラーによる自動潅水システムの導入、防草シートを園地しくことで、作業が軽減される。(効率化)

3.生長に応じた植栽密度の変更が可能。隔離栽培により一本ずつ移動ができるから病気の蔓延が少ない。

4.導入初年度からでも一定レベルの収量・品質が期待できる。特にブルーベリーは成長スピードが早く早期収穫が可能になる。

5.初期投資はかかるが人件費や労働力を含めたランニングコストを軽減でき、収益率が高い。